3月15日、総務省が発表した人口推計(2013年10月1日現在の数値)によれば、15~64歳の生産年齢人口の割合は山陰両県ともに全国平均である62.1%を下回った。島根県は全国で最も低い56.4%であり、鳥取県も58.7%と60%を割っている。

 65歳以上の老年人口の割合は山陰両県ともに上昇した。島根は30.9%で、秋田、高知に次いで全国で3番目に高い値となった。鳥取も全国平均の25.1%を上回っている。なお、75歳以上の割合をみてみると島根県が17.6%と全国で2番目に高かった。これらの数値からも島根の「高齢化先進県」ぶりがみてとれる。

 人口減少率では鳥取は0 .7 1%と前年の0.63%より拡大。島根は昨年の0.77%より縮小したものの0.68%と、両県ともに全国平均である0.17%をはるかに上回る水準で推移している。山陰は人口減少の進む地域なのだ。

 各県の人口と都道府県別の順位は、島根が70万2000人で46位、鳥取が57万8000人で47位だった。この順位に前年度からの変動はなかった。この数値からは、山陰は全国でも人口が少ない地域であることが再確認できるだろう。

国土交通省は3月28日、2050年には人口減少によって日本の国土の約6割が無人になるとの試算を発表した。
国交省は今夏をめどに人口減少に備えた国土整備の基本方針をまとめる。

日本の面積は約38万平方キロメートル。国土交通省はそれを1平方キロメートルごとに約38万ブロックに分け、それぞれの人口推移を計算した。
現在は約18万平方キロメートルが有人であるが、50年にはその2割で人がいなくなり、6割で人口が半減。無人地域は全体の約53%から62%に広がる計算だという。

人口が日本一少ない都道府県である鳥取県、二番目に少ない島根県でも、人口はさらに減っていく。
国土交通省が制作した図をもとに、2050年の無人地域を示したのが下図である。

無人化


http://www.mlit.go.jp/common/001033674.pdfより作成

島根県は3月28日、3月1日現在の推計人口を発表した。
前年同期と比較して5336人減少の70万125人で、調査を開始した1973年以来、最小となった。
この数字をもとに考えると、年内の島根県内の人口は70万人を割るものと考えられる。
島根県の人口は47都道府県のなかで46位。人口最下位は58万人台の鳥取県である。
ただでさえ人口の少ない山陰地方。さらなる人口減で活力は維持できるのだろうか。